コスメで修復

化粧品でどこまで修復できるのか?

薬事法の改正によって従来の化粧品と違い、今の化粧品は低濃度ながらさまざまな医薬品成分が添加されている。その実力は驚くようなものまで多く存在する。 大まかに分類すると化粧品でも

・修復するもの
・予防するもの

がある。医薬品成分の含まれるものは予防ではなく修復であり、一般的な化粧品成分を主とするものは修復能力が低くどちらかといえば予防的なものである。

 化粧品には一定のサイクルがあり、新しいもののブームは2~3年で終わる。一時世間を騒がせたコエンザイムQ10など少しブームは去りつつある。しかし、コエンザイムQ10は医薬品成分であり、さまざまな症状の改善は認められている。しかし、薬事法の関係から、化粧品に含有してもよい量は0.03% 以下と定められており、現実的な結果を出すことは不可能。(テレビCMなどで高濃度配合というのは全くのウソ。本当に高濃度配合であれば薬事法違反なのである。ただし、高濃度の定義はないので表現上はウソではない。)

 そこで化粧品としての利便性を生かしたドクターズコスメが少しブームになった。単純な販売であれば問題はあるが、医師の処方として出す場合は濃度に制限はない。そのため、非常に高濃度のコエンザイムを配合したクリームが実際に多くの効果を上げている。

最も優秀な若返り美容液
海外コスメの実績を考えると高価だが現実の効果もすぐれているのは事実である。海外コスメ(ドクターズブラン)として、歴史のあるスキンシューティカルズは、ビタミンCの誘導体をもっとも得意とし、多くの医療機関が飛びついて利用している。実際にそれだけの効果と実績を上げているので本当に素晴らしい化粧品である。しかし、薬事法の問題があり、ドラッグストアなどの店舗で簡単に手に入れるものではなく、クリニックによる処方販売もしくは個人輸入による入手以外に方法はない。

最も優秀な若返りクリーム
アンチエイジングクリームとして非常に評価されているのがスゥエーデンのジャブシーというクリーム。このクリームは医薬品成分(コエンザイムQ10やαリポ酸、カルニチンなど)を高濃度に配合して、特許を取得している。実際にいくつかのクリニックで処方販売しているが医師の間でも評価は高い。こちらもスキンシューティカルズと同様簡単に手に入れることができない貴重なアイテムである。